1996年、北電子から登場した初代ジャグラー(4号機)当時は爆裂機種に加えリーチ目が流行していたため完全告知である当機種は人気がなかった。MAX BETボタンが搭載されていなかったのも人気の出ない原因だったようです。しかし、確かにジャグラーの歴史はここから始まっています。
この記事では初代ジャグラーの特徴を紹介します。
初代4号機ジャグラーの特徴
設定 | BIG確率 | REG確率 | 機械割 |
---|---|---|---|
設定1 | 1/297.9 | 1/655.4 | 94.9% |
設定2 | 1/273.1 | 1/630.2 | 98.5% |
設定3 | 1/260.1 | 1/606.8 | 100.7% |
設定4 | 1/244.5 | 1/546.1 | 103.9% |
設定5 | 1/240.9 | 1/468.1 | 105.4% |
設定6 | 1/240.9 | 1/364.1 | 107.2% |
GOGOランプがペカれば(光れば)ボーナス確定!シンプルなゲーム性は初代ジャグラーから変わっていません。メーカー発表による設定1の機械割は94.9%ですが、フル攻略打法を実践(子役フォロー、リプレイ外しなど)することで設定1でも機械割100%を超える台です。(ゴーゴージャグラー(3代目)からという説もあ)
設定 | メーカー発表の機械割 | フル攻略の機械割 |
---|---|---|
設定1 | 94.9% | 100.2% |
設定2 | 98.5% | 104.3% |
設定3 | 100.7% | 106.7% |
設定4 | 103.9% | 111.1% |
設定5 | 105.4% | 113.2% |
設定6 | 107.2% | 115.6% |
設定1でもビタ押しができれば勝てる台となれば人気も出そうなものですが、当時はリーチ目台がパチスロ業界のメイン機種になっており、完全告知の初代ジャグラーは人気を集めることができなかったようです。私も初代ジャグラーを目にしたのは覚えていますが、ホールで打ったことは一度もありません。
現在のジャグラーに使われているGOGOランプの光源はLEDですが、当時はまだ豆電球が利用されていました。LEDが市場に出回り出したのが2003年頃なので時代を感じますね。
当然「玉切れを起こすとボーナスに当選していてもペカらない」という特徴があるらしく(笑)パチ屋スタッフがメンテナンスを怠ると光らないなんて事件が発生していたようです。
ちなみにLEDとなった今でも100%玉切れを起こさないとは限らないので、ヤメる時はボーナスを狙ってからヤメることが重要。
設定 | 初代ジャグラー | アイムジャグラーEX(6号機) |
---|---|---|
設定1 | 1/204.8 | 1/168.5 |
設定2 | 1/190.5 | 1/161.0 |
設定3 | 1/182.0 | 1/148.6 |
設定4 | 1/168.9 | 1/142.2 |
設定5 | 1/159.0 | 1/128.5 |
設定6 | 1/144.9 | 1/127.5 |
現在主流となっているSアイムジャグラーEXとボーナス合成確率を比較するとそこまで変わらないことがわかると思います。しかし4号機から5号機、5号機から6号機へと時代が流れるにつれボーナスの獲得枚数は減って来てるんですね.....
悲しいですが......
設定 | BIGボーナス獲得枚数 | REGボーナス獲得枚数 |
---|---|---|
4号機 | 約365枚 | 124枚 |
5号機 | 約324枚 | 104枚 |
6号機 | 約252枚〜280枚 | 96枚 |
また4号機のジャグラーはボーナス中にリプレイ外しをすることで獲得枚数を増やすことができました。リプレイ外しの効果は6〜15枚もあります。
当時は通常時の状態に低確率状態、高確率状態というモード振り分けされる機種が当たり前でした。ジャグラーの子役確率もモードによって変わります。
子役 | 低確率 | 高確率 |
---|---|---|
リプレイ | 1/7.29 | 1/7.29 |
ブドウ | 1/8.85 | 1/8.85 |
ベル | 1/327.6 | 1/148.6 |
ピエロ | 1/327.6 | 1/142.2 |
2枚チェリー | 1/58.09 | 1/4.09 |
4枚チェリー | 1/39.96 | 1/8.19 |
モードがあるためジャグラーの持つ特徴の一つ「いつでもヤメていい」ということもなく、低確率に落ちたらヤメというのが基本的な考えです。通常時の子役確率に設定差はないものの、BIGボーナス中のチェリー確率に設定差がありました。今のハナハナのスイカ確率みたいなものですね。
設定 | ボーナス中のチェリー |
---|---|
設定1 | 1/399 |
設定2 | 1/390 |
設定3 | 1/381 |
設定4 | 1/372 |
設定5 | 1/364 |
設定6 | 1/356 |
とはいえ設定看板に使えるような代物ではありません。そもそもボーナスゲームのうち大半はJACゲームだったので1日ぶん回してなにも分からないといった感じでしょうか。
設定看板はREGボーナスの確率で見極めるというのが通例だった。
打ち方
通常時
- 左リール:チェリー付き7を上段ビタ押し
- 上段7停止:右リールベルテンパイで中リールベル狙い
- 4コマすべり:右リールにボーナス絵柄を避けて目押し➡︎ピエロがテンパイしたら中リールピエロ狙い
- チェリー停止:中・右リール適当押し
※目押しミスで7を枠上に押してしまうとピエロをフォローできない。
ボーナス中(リプレイ外しの手順)
- 1,2回目のJACインまでは順押し適当打ち。
- ボーナス中の「ベル・ピエロ」確率は低いため無視してOK。(ピエロ確率1/2048、ベル確率 1/1638)
- 3回目のJAC:中リール・右リール適当押し
- ブドウテンパイ:左下にBAR狙いでブドウゲット。
- リプレイテンパイ:リプレイ上段テンパイしてるか?下段テンパイしてるかで打ち方が変わります。
- 上段 or 中段にテンパイ:左リール上チェリー付き7を狙って外す
- 下段テンパイ:左リール下チェリー付きBARを狙って外す
※残りゲーム数10GからJACインを優先させる。
リプレイ外しをすることで10〜15枚期待値が増しお得である。
減算値を使った設定判別方法
4号機まで子役の低確率状態と高確率状態が存在したため、子役の出方をカウントすることで設定判別の有無を確認することができました。
初代ジャグラーでの手順は以下の通りです。
設定判別の手順
- BIGボーナス終了後にクレジットを落とす(0にする)
- コインを32枚投入する(クレジットの表示は29)
- そのまま1G消化
- 5手持ち
- 9枚手持ち
- 7枚手持ち
- 5→6→5→6と繰り返し、100Gほど消化する
手持ちとは?
1、コインを手に持ち1G消化するごとに手持ちコインから2枚、クレジット内から1枚BET。
2、最後に1枚余るので、手持ちから1枚、クレジット内から2枚BET。
クレジットが30枚付近をキープ:設定変更の可能性大
クレジットが50になったり0になったり:設定据え置きの可能性大
特徴まとめ
特徴
- 1996年に登場
- 今と変わらない完全告知の台
- GOGOランプがペカればボーナス確定!!
- BETボタンは1BETのみ、MAX BETボタン搭載なし
- GOGOランプがマメ電球で玉切れの心配があった
- フル攻略することで設定1でも機械割100%を超える
- ボーナス中のチェリー確率に設定差あり
- 技術介入要素としてリプレイ外しができる
- 減算値を利用して設定変更の有無を確認できる
YouTube動画発見!
4号機のジャグラーはスペックが全部一緒|9機種全部まとめ
設定 | BIG確率 | REG確率 | 機械割 |
---|---|---|---|
設定1 | 1/297.9 | 1/655.4 | 94.9% |
設定2 | 1/273.1 | 1/630.2 | 98.5% |
設定3 | 1/260.1 | 1/606.8 | 100.7% |
設定4 | 1/244.5 | 1/546.1 | 103.9% |
設定5 | 1/240.9 | 1/468.1 | 105.4% |
設定6 | 1/240.9 | 1/364.1 | 107.2% |
4号機時代に発表されたジャグラーは全9機種ありますが、そのすべてが同一スペックです。違いといえば先告知が追加になったり、筐体のパネルが違ったりです。ここからは4号機時代に発表されたすべてのジャグラーを紹介します。
1996年 初代ジャグラー
特徴
- すべてのジャグラーの原点
- 人気はなかった
- 先告知なし
- GOGOランプは豆電球
1999年 ジャグラーV
特徴
- 先告知が追加(先告知1/4、後告知3/4)
- リプレイに「サイ」を採用w
- GOGOランプは豆電球
- GOGOランプの色が黄色
2001年 ゴーゴージャグラーSP
特徴
- リールが正面(中央)に配置されるようになった
- MAX BETボタンが搭載された
- GOGOランプは豆電球を使用
2002年 ハイパージャグラーV
特徴
- プレミアム演出が搭載された
- 無音スタート
- 遅れ
- フリーズ
- スペシャルテンパイ音
- フラッシュ系演出
- ジャグラーシリーズNO1のクソ台に認定されている
- GOGOランプは豆電球
クソ台として認定さた理由はただ一つ。
無駄に演出をてんこ盛りにしたからである。
この時代は徐々に派手な演出をする機種が増えてきたこともあり、北電子もコレに乗っかろうとしたのかもしれない。
しかし、現在のファンキージャグラーを考えると......w
2003年 ジャグラーガール
特徴
- 画面ラインが無くなりリールが見やすくなった
- ボタンが大きくなり押しやすくなった
- ボーナス当選時の「ガコッ」が本機より追加
- GOGOランプがLEDに変更
- ここからジャグラー人気が上がってきたように思う(管理人の感想)
ジャグラーガールから「ガコッ」が追加され、この音を聞いた人が次々にジャグラーを打ち出したように思えます。
この時代と言えば初代北斗の拳がホールに登場した時代で、残りメダルでプレイする人も多かったハズ。
2003年 ゴーゴージャグラーS30
特徴
- ゴーゴージャグラーの筐体をそのまま運用
- 30パイ専用機
- 先告知を搭載
- 消灯演出の追加
この時代は吉宗といった代表機がリール消灯演出を採用したため、消灯演出がかなり流行っていた気がします。
ゴーゴージャグラーS30でも消灯演出を追加しているのを考えると、北電子も市場分析しているんだなと実感しますね。
2004年 ゴーゴージャグラーV
特徴
- リプレイ図柄にリス(オッぽ)を採用
2005年 ジャグラーTM
特徴
- 無音スタート追加(BIGボーナス当選時の1/8)
- 「ガコッ」が廃止
本機では「ガコッ」が廃止された。
当時はまだ試行錯誤が繰り返されていたことがうかがえる機種である。
2006年 ファイナルジャグラー
特徴
- 4号機ジャグラーシリーズ最後の機種
- ジャグラーTMの後続機
- パネル展開は6種類(地域ごと)
4号機のジャグラーを打ちたい人は!?
懐かしい気持ちでいっぱいになれましたか?
ホールでは打てなくなりましたが、まだまだ3つの方法で打つチャンスがありますよ!
- 中古台を手に入れる
- スマホアプリで打つ
- 旧機種を取り扱うスロット専門ゲームセンターで打つ
5号機で不動の地位を築いた北電子のジャグラーシリーズ。
6号機時代となりますます今後が楽しみですね!
あとがき
振り返ってみるとジャグラーも試行錯誤を繰り返しながらアランジンやらスーパービンゴに北斗に吉宗に番長たちと、まったく違う戦略で戦っていたのかもしれません。同じAタイプでも大花火なら711枚出る時代でしたからね〜。